OMOTENASHI お客様対応を、会社の資産に
自動車業界の「お客様は店長につく」を変える
お客様は、店長でなく
会社につく。
店長が辞めたら、その店長のお客様もいなくなった。気づいてからでは遅すぎます。おもてなし接客管理システムは、電話・来店・はがき・SMS・見積といったお客様との対応履歴を、担当者の頭の中から会社のデータに移します。コールセンターのように、誰が電話に出ても、来店されても、前回の続きから対応できる状態をつくります。
- 対応履歴を会社に残す伝票・入金・見積・契約・SMS送信のたびに履歴が自動で積み上がります
- 通話はAI要約で読めば分かる録音を聞き直す時間がなくても、数行の要約で何を話したか把握できます
- 着信と同時に履歴を表示CTIで電話番号からお客様を特定し、前回までのやり取りを画面に出します
受付時間:9:00〜12:00/13:00〜18:00(平日) 提供:日本カーネット株式会社(WAFTECグループ) 整備システム・整備ソフト DREAM POWER のオプションです。

「お客様は店長につく」から「お客様は会社につく」へ
自動車の業界では、昔から「お客様は店長につく」と言われてきました。車検のたびに指名で電話をくれるお客様、家族の車までまとめて任せてくれるお客様。その関係は、店長や担当営業が長い時間をかけて積み上げてきたものです。ところが、その中身はほとんどが担当者の記憶の中にあります。前回どんな話をしたか、どの整備を次回に回したか、奥様の車の車検がいつか。会社のシステムに残っているのは車の整備記録と伝票だけ、というお店は少なくありません。
この状態のまま店長が退職したり、別の店舗へ異動したりすると、お客様は「自分のことを分かってくれる人」を失います。新しい担当者は、どこから話を始めればよいか分かりません。お客様にもう一度同じ説明をお願いすることになり、そのうち電話が来なくなります。店長が辞めたら、お客様もいなくなった。気づいたときには、取り戻すのが難しい段階になっています。
お客様が「会社につく」状態とは
お客様が「会社につく」状態とは、担当者が誰であっても、前回までのやり取りを踏まえてお客様に応対できる状態のことです。そのためには、電話で話した内容、来店時の相談、送った車検案内はがきやSMS、出した見積と、その後どうなったかを、担当者個人のメモや記憶から、会社の顧客データへ移して残す必要があります。コールセンターでは、オペレーターが入れ替わっても応対品質が落ちないように、通話のたびに対応履歴を残すのが当たり前です。整備工場や車販店でも同じ仕組みを持てば、店長の休み、退職、異動があっても、お客様との関係は会社に残ります。おもてなし接客管理システムは、この対応履歴を残すための仕組みです。
くわしい引き継ぎの進め方は、コラム「店長が辞めたらお客様も離れる、を防ぐ顧客の引き継ぎ」と「顧客対応の属人化を解消する方法」で解説しています。

車歴は残っているのに、対応履歴は残っていない(自動車業界の顧客管理)
現在、車両の修理履歴は大切に管理・蓄積され、消耗品の管理や次回の点検・修理に活用されています。ですが、お客様の対応履歴や接点履歴の管理・蓄積はほとんど行われていません。一方、電話接客のある他業種(美容室、飲食業)では、お客様の対応履歴は当たり前に管理・蓄積されています。日本カーネットのセンターでも、社内管理システムでお客様との電話対応履歴やサプライ品の発送などの履歴を一括管理しています。
整備工場・車両販売店の現場では、車検・点検の案内はがき、SMS、電話コール、見積、ダイレクトメールと、1人のお客様に対して多くの接点が生まれます。その接点が誰の頭の中にしか無い状態だと、電話が鳴るたびに「どなた様でしょうか」から始まり、対応品質は担当者の記憶と経験に左右されます。おもてなし接客管理システムは、この「対応履歴」と「接点履歴」に着目したシステムです。車歴と対応履歴の違いは「整備工場の顧客管理:車歴と対応履歴の違い」で詳しく整理しています。
顧客対応の課題① 社員・従業員の不安

「顧客対応に自信がない人は7割強」=顧客獲得機会の損失と既存顧客の流出
AIDEMのビジネスマナーに関する意識調査(3,068名の正社員・契約社員・派遣社員・パート・アルバイトにアンケート実施)によると、顧客対応への自信は次のような内訳でした。
| 回答 | 割合 |
|---|---|
| あまり自信がない | 59.3% |
| 少しは自信がある | 27.1% |
| 全く自信がない | 12.4% |
| とても自信がある | 1.2% |
「あまり自信がない」59.3%と「全く自信がない」12.4%を合わせると71.7%=7割強が顧客対応に自信を持てていません。現場から挙がる声は、大きく「スピード感ある対応が出来ない」と「正確に対応が出来ない」の2つに分かれます。
スピード感ある対応が出来ない
- 顧客情報を調べるのに時間がかかる。入電の場合は、一度切ってから折り返している。
- 来店時の場合も、お客様の情報をお調べするのに時間がかかっていた。
- 担当者が不在の場合、経緯がわからずにたらい回しにしてしまいクレームになった。
- お客様が名乗らなかったので聞き直したが、早口で聞き取りにくく、何度も聞いていたら怒られた。
- 保留時間が長くなってしまい、「だれがこの通話料を払っていると思っているの!」と厳しく叱られた。
正確に対応が出来ない
- 常連客の家族関係などが、スタッフによってうろ覚え。新人は全くわからない。
- 前回の会話を覚えておらず、わかったフリをして不信感をもたれた。
顧客対応の課題② お客様の声(悪い印象)

初回リピート以降、顧客の9割が顧客対応に不満を感じている
「利用2回目以降の対応で悪い印象をもった企業(店舗)について利用は続けますか?」という設問への回答は次のとおりです。6割弱が離反、4割強が離反の意向を持っています。
| 回答 | 割合 |
|---|---|
| 二度と利用しない | 51.3% |
| 他が見つかれば二度と利用しない | 43.2% |
| 関係ない | 5.5% |
「二度と利用しない」と思った理由
- 前回の車検金額を調べるだけに3分以上待たされ、腹がたって切ってしまった。
- 店長でないと分からないと言われ、6時間後に折り返しが来た。
- 当たり障りのない答えで逃げられた。こちらにとって一番の提案をしてほしかった。
- 前回に出た店員に聞いた話とまったく違うことを言われて、この店は信用できないと思った。
「他が見つかれば二度と利用しない」と思った理由
- 何度も入庫しているのに、初めての人と同じように注意事項をくどくど言われ面倒。
- 車検は必ず出しているのに、店長以外ふさわしい対応をしてくれていないのが不満。
- スタッフの入れ替えが多く、新人が入るたびに質問されるのが嫌だ。
- いつも電話に出るのが4コール以上でうんざりする。
お客様の声(良い印象)とリピート

初回リピート以降、顧客の9割がリピートまたはリピートしたいと考えている
逆に「良い印象」をもたれた場合、7割強がリピートの意向、2割弱が定着という結果でした(当社ITソリューション部 調べ)。電話対応・来店対応の質は、そのまま入庫台数と粗利に直結します。
| 回答 | 割合 |
|---|---|
| また利用したい | 75.0% |
| リピートしている | 15.0% |
| 関係ない | 10.0% |
「リピートしている」理由
- 誰が出ても対応のクオリティが同じで感じが良い。
- 過去の車歴を踏まえてメンテナンスのアドバイスをしてくれる。
- どの店員にも自分だけのオリジナル仕様の相談ができる。
- 家族全員の好みをわかってサービスしてくれる。今は家族個々で利用している。
「また利用したい」と思った理由
- 1回しか利用していないのに常連のように大事に対応してくれた。
- 細かい部品注文にも、丁寧に対応してくれた。
- 久しぶりに連絡したのに以前利用していたことをわかっていて丁寧に対応してくれた。
- 電話にすぐ出てくれて気分がいい。保留時間が短く良い印象を持った。
- 説明しなくても前回の情報を踏まえて会話ができた。
お客様の評価を分けているのは、価格や設備よりも「前回までの接点を、誰が出ても把握できているかどうか」です。だと読み取れます。店長だけが知っている状態では、この評価は店長がいる間しか続きません。

対応履歴を会社に残す|おもてなし接客管理システムでできること
おもてなし接客管理システムは、整備システム・整備ソフト DREAM POWER の顧客管理の中で、お客様ごとの対応履歴を残す仕組みです。以前は「顧客対応履歴」という名前で提供していた機能を、接客全体を支える形に広げたものです。1件の対応履歴には、作成日、タイトル、状態(作業待ち・作業中・完了など)を必ず入れ、必要に応じて作成者、次回予定、依頼先の担当者を付けます。明細には行ごとに作業日時、予定日時、担当者、状態、内容を書き足していけるので、1つの用件が完了するまでの経過が時系列で残ります。
対応履歴を残せる場所
履歴は顧客だけでなく、車両、伝票、入金、見積、契約、電話の着信(CTI連携時)、買取契約(オプション)のそれぞれに残せます。「この車の鈑金の相談」「この見積のその後」のように、用件に近い場所から記録を開けるので、あとから探すときに迷いません。作成日、次回予定、担当、状態、内容で検索でき、次回予定から今後の作業予定を一覧で確かめられます。
入力しなくても積み上がる「自動履歴保存」
対応履歴は、手で書くだけでは続きません。おもてなし接客管理システムでは、次の操作をした時点で対応履歴が自動で登録されます。タイトルには定型文を使えるので、書き方が人によってばらつきません。
| 操作 | 残る履歴の例 |
|---|---|
| 伝票を保存したとき | 車検・点検・修理の受付と作業の記録 |
| 入金を保存したとき | 支払いの記録(売掛の確認にも使えます) |
| 車両販売の見積書を保存したとき | どの車をいつ提案したか |
| 契約書を保存したとき | 販売契約の成立 |
| SMSを送信したとき | 車検案内や入庫連絡などの送信記録 |
| メンテナンスパックを契約したとき | パックの加入 |
| 買取契約書を保存したとき(オプション) | 買取の成立 |
プロ版では、車検・点検の案内や、SMSの一括送信の履歴を、複数のお客様の対応履歴へまとめて登録できます。案内を出した事実が全員分そろうので、折り返しの電話を受けたときに「先日ご案内をお送りした件ですね」と切り出せます。
対応履歴とは
対応履歴とは、お客様と会社のあいだで起きたやり取りを、日時、担当者、内容、次にやることの4点で残した記録です。車の整備記録が「車に何をしたか」の記録だとすると、対応履歴は「お客様と何を話し、何を約束したか」の記録にあたります。たとえば「10月6日 佐藤 電話受付。右後ろのこすり傷の鈑金見積を希望、10月8日夕方に来店予定。代車希望あり」と残っていれば、10月8日に店長が休みでも、別のスタッフが代車を用意して迎えられます。おもてなし接客管理システムでは、伝票や見積の保存、SMS送信のたびにこの履歴が自動で登録され、手書きのメモでは抜けがちな「送った事実」まで会社に残ります。
書き方の例は「対応履歴とは:何を、どう残すか」に、エクセルで続けた場合の限界は「対応履歴をエクセルで管理する限界」にまとめています。
自動車業界の業務を「送る」「受ける」「対話」で整理する

おもてなし接客管理システムでは、お客様に関わる業務を「送る」「受ける」「対話」の3つに分けて考えます。どの業務も、やった事実を対応履歴として残しておくと、次の担当者がそのまま続きを引き取れます。
「送る」業務
- 車検・点検のご案内ではがき・SMS・メールを送る
- 車検・点検のご案内で電話コールをする
- 新車発売のご案内はがきを送る
「受ける」業務
- 車検・点検の依頼を受ける
- 自動車販売の見積の依頼を受ける
- くるまの不具合による修理の依頼を受ける
- 部品・用品の問い合わせを受ける
「対話(対応)」業務
- 電話での対応
- 来客時の対応
- くるまの様子見
一人のお客様に、多くの社員が関わる
たとえば「車検」1件でも、次のように複数の担当者が関わります。
| 担当 | 作業 |
|---|---|
| 業務社員A | 車検予約をコールする |
| 営業社員B | 入庫時フロント受付をする |
| メカニック社員C | 車検交換部品を説明する |
| 業務社員D | 現金の受け取りをする |
ここで生まれるのが、お客様と社員の認識の違いです。お客様は「自分が伝えたことは、(お店の)誰でもわかっている」と思っています。しかし社員は「自分の部署、担当顧客のみしか、わからない」のが実情です。このギャップが、たらい回し・聞き直し・言った言わないの温床になります。

通話録音×AI要約|録音を聞かなくても、読めば分かる
通話録音そのものは、今ではめずらしい機能ではありません。ビジネスフォンや電話サービスに録音機能が付いていて、「全部録音しているから安心」というお店も多いと思います。けれども、社員が1日に受ける電話を、あとから誰かが聞き直しているでしょうか。1件5分の通話が1日20件あれば、聞き直すだけで100分かかります。実際に録音を聞くのは、お客様とトラブルになったときぐらい、というのが多くの現場の実情です。録音は「残っている」だけで、ふだんの対応には使われていません。
おもてなしCTIの通話録音には、AI要約が付いています。着信も発信も自動で録音し、AIが通話の内容を要約してテキストにします。要約は整備システム・整備ソフト DREAM POWER の顧客履歴(お客様ごと・車両ごと)に入るので、次にそのお客様から電話が来たとき、出た人は数行の要約を読むだけで、前回何を話したかが分かります。録音を聞く時間がなくても、通話の中身が会社の対応履歴として使える状態になります。
通話録音のAI要約で変わること
通話録音のAI要約とは、録音した会話をAIが文字に起こし、用件や約束ごとを短くまとめる機能です。録音だけでは、内容を確かめるのに通話と同じ時間がかかるため、ふだんの電話は誰にも聞かれないまま保管されます。要約があれば、1件あたり数行を読むだけで「誰が、何の件で、何を約束したか」をつかめます。おもてなしCTIでは、この要約がお客様ごと・車両ごとの顧客履歴に入り、ブラウザからも確認できます。店長が受けた電話の続きを、翌日に別のスタッフが受けても、要約を読んでから話し始められます。原音は残っているので、金額や日付など大事な約束は、必要なときに録音で確かめられます。
要約は「明細メモ」で引き継ぎに使う
顧客履歴に登録された電話の要約には、明細メモを書き足せます。「見積は明日中に電話で回答」「部品の入荷待ち、入ったら連絡」のように、次にやることを足しておけば、要約がそのまま引き継ぎのメモになります。
こんな悩みに向いています
- 「言った・言わない」のトラブルが起きる(くわしくは「言った言わないのトラブルを防ぐ」)
- 電話対応がブラックボックスで、何が起きているか分からない
- チーム間の情報共有に時間がかかる、伝言が抜ける
- 新人の電話対応をどう教えればよいか分からない(要約と録音を教材に使えます)
AI要約の注意点
AIの要約は便利ですが、聞き取りにくい音声や、車名・部品名・数字を取り違えることがあります。要約だけで判断せず、金額、納期、作業範囲のような大事な約束は原音で確かめる運用をおすすめします。また、通話を録音することはお客様にお知らせしておく必要があります。告知の文例は「通話録音の告知文例と個人情報の扱い」に、録音とAI要約の使い方は「通話録音は聞かれていない問題とAI要約」にまとめています。
ご利用条件
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 録音対象 | 着信・発信の両方(着信録音のみのご利用も可能) |
| 録音データの保管 | クラウド保管。PC・スマートフォン・タブレットのブラウザから再生、音声ファイルのダウンロードも可能 |
| AI要約の連携先 | WEBサイト/整備システム・整備ソフト DREAM POWERの顧客履歴画面 |
| 前提条件 | おもてなしCTI本体のご契約が必須 |
※本オプションのご利用にはおもてなしCTI本体のご契約も必須です。※導入条件の詳細は資料請求またはお問い合わせでご確認ください。

CTI連携|着信と同時に対応履歴を表示(おもてなしCTI)
CTI(Computer Telephony Integration)とは、電話とコンピューターを連携させる仕組みです。おもてなしCTIは、対応履歴を「電話に出る前に」見られるようにするための手段です。
- ナンバーディスプレイで受け取った発信者番号を、CTIが取得します。
- その電話番号で、整備システム・整備ソフト DREAM POWER の顧客データを自動で照合します。
- 該当したお客様の顧客情報、車両情報、写真、対応履歴を画面に表示します。
受話器を取る前にお客様が分かるので、名前や登録ナンバーの聞き取りから始める必要がありません。直前の対応履歴も見えるため、「数日前に車検案内のはがきを送っている」「昨日、店長が鈑金の件で話している」と分かったうえで電話に出られます。新人でもお客様の名前を間違えにくくなります。CTIを単体で入れても、出てくる履歴が空なら効果は出ません。対応履歴を残す仕組みとセットで使うことで、はじめて「誰が出ても対応できる」状態になります。CTIの仕組みと選び方は「CTIとは:整備工場・車販店の視点で」で詳しく解説しています。
CTIとCRM・SFA・PBXの関係
混同されやすい用語を整理します。
| 用語 | 役割 | 整備工場・車販店での実体 |
|---|---|---|
| CTI | 電話とコンピューターをつなぐ技術・仕組み | おもてなし接客管理システム |
| CRM(顧客関係管理) | 顧客情報と対応履歴を蓄積・活用する | 整備システム・整備ソフト DREAM POWERの顧客管理・車両管理・接点履歴 |
| SFA(営業支援) | 営業活動と次回行動を管理する | おもてなしシステムの作業管理機能 |
| PBX(構内交換機)/ナンバーディスプレイ | 電話回線そのものを制御・発信者番号を通知する | 店舗のビジネスフォン環境 |
つまりCTIは単体で完結するものではなく、電話環境(PBX・ナンバーディスプレイ)と顧客データベース(CRM)をつなぐ接着剤です。おもてなしCTIでは、つなぐ先が汎用のCRMでなく自動車整備システム・車両販売システムである整備システム・整備ソフト DREAM POWERで、車両情報・車検満了日・入庫履歴・売掛残高まで同じ画面に載ります。
CTIシステムの主な機能と、整備工場・車販店での使いどころ
| 機能 | 内容 | 整備工場・車販店での使いどころ |
|---|---|---|
| ポップアップ(顧客情報の自動表示) | 着信と同時に顧客情報を画面表示 | おもてなしCTIの中核。受話器を取る前になじみ客か判断でき、車両情報と接点履歴まで見える |
| 着信履歴 | 着信した番号・時刻を記録 | 休みの日の着信も履歴が残るので、翌営業日のかけ直しが漏れない |
| 通話録音 | 着信・発信の通話を自動録音 | オプションで対応。「言った・言わない」の防止と応対教育に使える |
| AI要約・テキスト化 | 通話内容を自動で要約し文字起こし | オプションで対応。要約が整備システム・整備ソフト DREAM POWERの顧客履歴へ入る |
| メモ・対応履歴入力 | 通話内容をその場で記録し共有 | 「鈑金の件で入電あり/フロント右前の見積で来社予定(店長)」といった粒度で全社共有 |
| 作業管理(次回行動予定) | 継続作業の履歴と次回予定を担当者別に管理 | 車検コール・キャンペーンコールを担当営業へ一括割り当て。コール漏れと二重架電を防止 |
| IVR(自動音声応答)/ACD(着信呼自動分配) | 音声ガイダンスでの振り分け、着信の自動分配 | 大規模コールセンター向けの機能。整備工場の規模では通常不要。必要な場合は個別にご相談ください |
インバウンドとアウトバウンド
インバウンドは受電(かかってくる電話)、アウトバウンドは架電(こちらからかける電話)です。整備工場・車販店は、車検・点検の依頼や修理の相談を受ける電話と、車検案内のコールや見積後のフォローでかける電話の両方が多い業種です。おもてなしCTIの通話録音は、着信と発信の両方に対応しています(着信録音だけのご利用もできます)。

事例|電話・折り返し・来店で「誰が出ても対応できる」
おもてなし接客管理システムの使われ方を、よくある3つの場面で比べます。会話は説明のための例です。
事例1 お客様からの電話着信
Before:名前と車の特定だけで数分かかる
社員Aお電話ありがとうございます。○○工場です。
お客様車検はがきが届いたのでお願いしたいのですが……
社員Aすいません、お名前を教えてください。
お客様○○です。
社員Aすいません、登録ナンバーを教えてください。
お客様よくわからないです。
社員Aでは電話番号を教えてもらっていいですか?
この作業に何分かかっているでしょうか。CTIサービスとナンバーディスプレイを使えば、お名前と車の情報を調べること自体は可能です。「おもてなしシステム」ではもう一歩進めます。
After:最初のひと言で用件まで言い当てる
社員A〇〇工場です。〇〇様、お電話ありがとうございます。車検のご予約の件でよろしいでしょうか?
お客様はい。
社員Aでは、ご希望の日はございますか?
お客様○日でお願いします。
社員A○日でご予約を入れさせていただきます。ありがとうございます。
Answer:なぜ用件がわかったのか
着信時にCTI機能により電話番号からお客様が特定され、顧客・車両情報と接点履歴が表示されます。その情報から11月に車検案内ハガキを発送、12月に車検案内ショートメッセージ(SMS)を送信していることが分かり、お客様から車検の件でのお問い合わせだと判断できたのです。
事例2 お客様からの折り返し電話着信
Before:折り返しの用件がこちらでわからない
社員Aお電話ありがとうございます。○○工場です。
お客様先ほどお電話をもらったのですが何でしょうか?
社員Aすいません、お名前を教えてください。
お客様○○です。
社員Aすいません、携帯番号を教えてください。
社員A車検の件でお電話しました。
車検コールを行っている企業様は多いようです。折り返しの電話には、どうしてもこの対応になってしまいます。
After:折り返しの理由をこちらから切り出せる
社員A〇〇様。折り返しのお電話ありがとうございます。車検の件でお電話させていただきました。ご予約はどうでしょうか?
お客様車検のはがきも届いていましたね。車検おねがいします。
Answer:接点履歴が「誰がいつ何をしたか」を残している
着信時にCTI機能により電話番号からお客様が特定され、顧客・車両情報と接点履歴が表示されます。その情報から、11月に車検はがきを発送し、12月に電話コールを行っていることが分かり、電話コールの折り返し電話だと判断できたのです。明細には「電話するが、不在のため12月9日に再連絡」といった次回行動予定まで残ります。
事例3 お客様が来社された時の対応
Before:担当者に連絡が取れないと何も進まない
お客様お電話でお話しした件で来ました。
社員A誰とお話ししましたか?
お客様店長の○○さんです。
社員A店長が外出しているので電話してみますね。……(店長へ電話。電話に出ない)
社員Aすいません。店長に連絡が取れないので、内容を教えて頂けませんでしょうか?
この事例では店長に連絡が取れないので、社員Aさんの対応は最適な対応かもしれません。それでもお客様は「また同じ説明をさせられた」と感じます。
After:担当が不在でもその場で引き継げる
お客様お電話でお話しした件で来ました。
社員A少々お待ちください。……(「おもてなしシステム」で確認)
社員Aお電話でお聞きした店長ですが、不在ですので私が対応させて頂きます。車の板金の件でよろしかったですね? 今から車を見させて頂きます。
お客様お願いします。
Answer:会話の中身まで記録されている
お客様の接点履歴を開くと、12月3日に鈑金の件で入電があったことがわかり、店長がお客様との会話を記録していたため、すぐ対応が出来ました。記録は「フロント右前の鈑金見積で来社予定(佐倉店長)」といった粒度で残せます。
作業管理|次回行動予定とタスクの一括割り当て
「おもてなしシステム」には、もう一つ大きな機能があります。作業管理という機能です。継続した作業に対して、作業履歴と次回行動予定を設定し、担当者ごとに管理できます。また、社長様が一括して仕事を与えることも可能です。
例)社長様が、前回車検に入庫されている方に対して、今回行われるキャンペーンを電話コールしたいとします。その場合、仕事を一括して担当営業ごとに割り当てることが可能となります。割り当てられた担当営業は、作業管理システムを見ながら作業を行えます。「誰に、いつ、何を架けるか」が個人のメモから離れ、システム上のタスクとして残るため、コール漏れと二重架電を同時に防げます。
少人数の会社では必要ない? そんなことはありません
すべての業務を一人で行っているということは、覚えないといけないことが増えるということです。そんなにたくさんのことは覚えきれません。それをサポートしてくれるのが「おもてなしシステム」です。大型店舗でも、少人数で行っている店舗でも「おもてなしシステム」は必要とされます。むしろ担当が1〜2名の工場ほど、休みの日の着信履歴や折り返し漏れが売上に直結します。
対応履歴とCTIを導入するメリットと注意点
導入のメリット|電話対応の効率化と属人化の解消
- 電話対応の効率化:顧客情報を調べるための保留・折り返しが不要になる。前述の調査でも「前回の車検金額を調べるだけに3分以上待たされた」「6時間後に折り返しが来た」ことが離反理由に挙がっています。
- 業務効率化:入電のたびに担当者を探して取り次ぐ手間が減り、担当が不在でもその場で用件を引き継げる。
- 顧客情報の一元管理:はがき・SMS・電話コール・見積・DMといった接点が、担当者の記憶に頼らずシステムに残る。
- 応対品質の向上:誰が出ても同じ品質で返せるため、新人でもベテランに近い対応が可能になる。後継者教育の期間短縮にもつながる。
- 回収力の向上:電話に出る前にお客様の残高がわかるため、督促・回収の機会損失を減らせる。
- 顧客満足度とリピート率の向上:「説明しなくても前回の情報を踏まえて会話ができた」状態をつくれる。
導入の注意点
- 導入時のコストと業務負担がかかる:電話環境の確認と初期設定、スタッフへの操作教育が必要です。
- ナンバーディスプレイ契約が前提になる:発信者番号が通知されなければ顧客の自動特定はできません。非通知着信や公衆電話からの着信は対象外です。
- 顧客データが整っていないと効果が出ない:電話番号が登録されていない顧客はヒットしません。導入時に既存の顧客・車両データを整理することが成果を左右します。
- 入力運用を決めないと履歴が育たない:対応履歴は「入力してはじめて資産になる」機能です。誰が・いつ・どこまで書くかの運用ルールをあらかじめ決めておくことをおすすめします。
- 通話録音は取り扱いの周知が必要:録音データは個人情報を含みます。保管・閲覧権限のルールを社内で定めてください。
対応履歴・CTIシステムの選び方(整備工場・車販店向け)
対応履歴の仕組みやCTIシステムを比べるときは、次の6点を確認してください。汎用のコールセンター向けCTIと、自動車業界向けのCTIでは見るべき箇所が変わります。
| 比較ポイント | 確認すること |
|---|---|
| 既存システムとの連携 | 使っている自動車整備システム・車両販売システムと連携できるか。顧客だけでなく車両情報・車検満了日・入庫履歴・売掛残高まで表示できるか |
| 接点履歴の記録範囲 | 電話だけでなく、はがき・SMS・メール・DM・見積・来店まで1つの履歴に集約できるか |
| 操作性 | 受話器を取りながら片手で見られるか。新人・パートの方でも迷わない画面か |
| 通話録音・分析機能 | 着信だけか発信も録音できるか。録音をどこで再生でき、テキスト化・要約まで自動化できるか |
| サポート体制 | 電話環境の設定まで含めて支援があるか。導入後の相談窓口があるか |
| 費用と契約形態 | 初期・月額の内訳、拠点や台数が増えたときの扱い、リースの要否 |
CTIシステムの導入が向いている業種・企業
CTIシステムは、次の条件に当てはまる企業ほど効果が出ます。整備工場・自動車販売店・鈑金塗装工場は、そのほとんどに該当します。
- リピート・再入庫が売上の柱である(車検・点検・オイル交換・保険更新)
- 1人のお客様に複数のスタッフが関わる(受付・営業・メカニック・経理)
- 電話でのやり取りが受注の入口になっている
- スタッフの入れ替わりがある/新人・パートの方が電話に出る
- 車検案内はがき・点検案内はがき・SMS・電話コールを定期的に送っている(送った事実を折り返し電話で活かしたい)
逆に、電話をほとんど使わない業態や、顧客データを持たない業態では効果は限定的です。
まとめ|お客様との関係を、店長個人から会社の資産へ
お客様の車の履歴は、どのお店でもきちんと残しています。残っていないのは、お客様と何を話し、何を約束したかという対応履歴です。それが店長や担当者の記憶の中にしかない限り、「お客様は店長につく」状態は変わりません。おもてなし接客管理システムは、伝票や見積、SMSの送信から対応履歴を自動で積み上げ、通話はAI要約で読める形にし、CTIで電話に出る前にその履歴を表示します。店長が休みの日も、辞めたあとも、お客様に「いつもありがとうございます、前回の件ですね」と言える会社にするための仕組みです。
よくある質問|対応履歴・通話録音AI要約・自動車整備システム
Q. おもてなし接客管理システムだけでも導入できますか?
A. おもてなし接客管理システムとおもてなしCTIは、自動車整備システム・車両販売システムである整備システム・整備ソフト DREAM POWER のオプションです。通話録音×AI要約のご利用には、おもてなしCTI本体のご契約も必要です。今お使いの自動車整備ソフト・車販ソフトからの入れ替えも含めてご相談いただけます。
Q. 店長が辞めても、お客様との関係を引き継げますか?
A. 対応履歴が会社のデータとして残っていれば、後任の担当者は前回までのやり取りを読んでからお客様に連絡できます。伝票・入金・見積・契約・SMS送信のたびに履歴が自動で登録されるため、店長個人のメモに頼らずに済みます。ただし、店長が口頭だけで約束していた内容は残りません。日ごろから対応履歴に書く運用を決めておくことが前提です。
Q. 通話録音を毎回聞く時間がありません。それでも役に立ちますか?
A. 役に立ちます。おもてなしCTIの通話録音にはAI要約が付いており、通話の内容が数行のテキストになって顧客履歴に入ります。録音を聞き直さなくても、要約を読めば前回の用件が分かります。金額や日付など大事な約束は、必要なときに原音で確かめてください。
Q. 整備システムの比較検討中です。整備ソフトのおすすめの選び方はありますか?
A. 整備システムを比較し、整備ソフトのおすすめを探すときは、車検・点検の見積、整備伝票、顧客管理の基本機能に加えて、電話や来店の対応履歴をどこまで会社に残せるかを確認してください。整備システム・整備ソフト DREAM POWER は整備と車両販売を1つで扱え、おもてなし接客管理システム、CTI、通話録音×AI要約まで同じ顧客履歴に集約できます。
Q. リース契約なしで導入できますか?
A. 整備ソフトを安く、整備システムをリースなしで探されている方も多くいらっしゃいます。導入方法やご契約の形は、台数や拠点数などの条件で変わります。資料請求または03-5256-7877でお問い合わせください。
Q. 少人数の整備工場でも効果はありますか?
A. あります。1人ですべての業務をこなしている工場ほど、覚えておくことが多くなります。休みの日の着信も履歴に残るので、折り返し漏れを防げます。一方で、電話をほとんど使わない業態や、顧客データを持たない業態では効果は小さくなります。
Q. 録音した通話とAI要約はどこで確認できますか?
A. 録音データはインターネット上に保管され、PC・スマートフォン・タブレットのブラウザから再生できます。音声ファイルのダウンロードもできます。AI要約のテキストは、WEBサイトと整備システム・整備ソフト DREAM POWER の顧客履歴画面で確認できます。
お客様対応履歴コラム
店長が辞めたらお客様も離れる、を防ぐための考え方と実務を、整備工場・車販店の場面に合わせて解説しています。
- CTIとは?整備工場・車販店向けにCTI連携の仕組みと向き不向きを解説
- 通話録音のアナウンス例文と告知の書き方|個人情報の扱いも解説
- 通話録音は聞かれていない?AI要約で通話内容を読んで対応履歴に残す方法
- 車検のリピート率と顧客満足度を上げる方法|再入庫につながる応対の記録
- 言った言わないのトラブルを防ぐ|整備の見積・追加整備の説明・納期の記録
- 問い合わせ管理の基本|電話・来店・SMS・メールを1か所にまとめる方法
- 整備工場の顧客管理とは:車歴(修理履歴・整備記録簿)と対応履歴の違い
- 電話の引き継ぎと折り返し漏れを防ぐ方法|伝言メモの限界と担当不在・休業日の着信
- 対応履歴をエクセルで管理する限界と、顧客管理システムへ移る目安
- 対応履歴とは?顧客対応の記録の書き方と良い例・悪い例、次回予定の残し方
- 顧客対応の属人化を解消する方法|整備工場と車販店のデメリットと手順
- 店長が辞めたらお客様も離れる?顧客の引き継ぎと退職前に会社へ残すもの
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